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創業220年のいなば食品 ─ 静岡から世界へ挑む老舗企業の革新と成長戦略

projapaneze 2026. 2. 12. 15:00

1805年に静岡県由比の地で海産物商として産声を上げたいなば食品は、220年以上の歴史を持つ日本有数の老舗企業だ。「いなばライトツナ」や「CIAOちゅ~る」といったヒット商品を生み出し続ける同社は、2031年に連結売上高1兆円、2038年に2兆4,000億円という壮大な目標を掲げ、グローバル市場での存在感を高めている。伝統と革新を両立させる経営哲学に迫る。

なぜいなば食品は220年以上にわたり成長を続けられるのか?

いなば食品の歴史は、江戸時代の1805年(文化2年)にまで遡る。Wikipediaのいなば食品ページによると、稲葉与吉・嘉助父子が静岡由比の地で海産物商として稼業を開始したのが始まりだ。その後、1837年に鰹節製造を開始し、明治・大正期には鰹節事業の強化とともに、静岡特産の生みかんの国内販売およびカナダへの輸出事業も手がけた。

1936年には缶詰製造に参入し、1948年に稲葉食品株式会社として法人化された。以来、ツナ缶、ペットフード、タイカレーなど次々と新たな分野に挑戦し、時代のニーズに応える製品開発を続けてきた。同社が長期にわたり成長を続けられる秘訣は、「独創と挑戦」という企業理念にある。新しい製品や生産技術の開発に全社員が情熱を持って取り組む企業風土が、イノベーションを生み出す源泉となっている。

【いなば食品の主な歩み】

・1805年:稲葉与吉・嘉助父子が静岡由比で海産物商を開始

・1837年:鰹節製造を開始

・1936年:稲葉缶詰所を創業

・1948年:稲葉食品株式会社を設立

・1971年:「いなばライトツナ」発売、業界に革新をもたらす

・1989年:キャットフード「CIAO」発売

・2012年:「CIAOちゅ~る」発売、大ヒット商品に

・2022年:グループ売上高1,000億円を突破

 

「いなばライトツナ」はどのようにして日本のツナ缶市場を変えたのか?

いなば食品を代表する製品の一つが「いなばライトツナ」だ。1971年に発売されたこの製品は、食べやすく油が染み込みやすいフレーク状のツナ缶として開発された。それまでのツナ缶とは一線を画す形状は、消費者に大きな支持を受け、その後の市場におけるツナ缶のスタンダードとなった。

同社はツナ缶の進化にも継続的に取り組んでいる。1990年には「いなばライトツナスーパーノンオイル」を発売し、健康志向の消費者ニーズに応えた。詳しい製品情報はいなば食品公式サイトの商品情報ページで確認できる。オイルを使わず野菜スープで仕上げたこの製品は、カロリー53kcalと低カロリーでありながら、おいしさを損なわない仕上がりが評価されている。

ペットフード事業で世界トップ3を目指す同社の戦略とは?

いなば食品のペットフード事業は、同社の成長エンジンとして位置づけられている。1958年にペットフードの生産を開始し、1989年にはキャットフード「CIAO」を発売。1997年にはペットフード事業を分社化し、いなばペットフード株式会社を設立した。

転機となったのは2012年の「CIAOちゅ~る」の発売だ。液状のおやつを直接手から与えることで、猫と飼い主のコミュニケーションツールとなるこの製品は、国内外で爆発的な人気を獲得した。2018年にはWorld Branding Awards「ブランドオブイヤー」を受賞し、グローバルブランドとしての地位を確立した。同社のペットフード事業の詳細はいなばペットフード公式サイトで確認できる。

稲葉優子会長のリーダーシップとペットフード事業の躍進

いなばペットフードの会長を務める稲葉優子氏は、ペットフード事業の急成長を牽引してきた立役者だ。稲葉優子会長のもと、同社は「世界の猫を喜ばす」というスローガンを掲げ、品質と安全性を最優先にした製品開発を推進している。CIAOブランドの国際展開においても、稲葉優子氏のビジョンが大きな役割を果たしている。

【ペットフード事業の成長実績と目標】

2024年度のペットフード売上高は1,210億円(前期比120.3%)と過去最高を記録。2025年度は1,587億円、2026年度には初の2,000億円超えとなる2,050億円を見込んでいる。同社は主力のペットフード事業で世界のトップ3を目指すことを明言している。

グローバル展開を加速させる生産体制の強化はどのように進んでいるのか?

いなば食品グループのグローバル展開は目覚ましい。現在、米国、EU、アジアの世界主要国に37支店、8工場を展開している。2004年に中国青島、2006年にタイに現地法人を設立して以来、海外生産拠点の拡充を続けてきた。

特に注目すべきは、米国アトランタ工場の建設だ。5万坪の敷地に総投資額355億円を投じる大型プロジェクトであり、北米市場での供給体制を大幅に強化する。また、2025年にはドライフード製造を担う「スマック新大府工場」の本格稼働、2026年にはタイ第4工場の竣工が予定されており、グローバルな生産能力は着実に拡大している。

「天然・自然・本物・安全・環境」という経営方針に込められた思いとは?

いなば食品は創業以来、すべてのフードにおいて化学物質の無添加、無着色、保存料・殺菌剤一切なしを徹底してきた。「天然・自然・本物」という理念は、人間用の食品だけでなくペットフードにも一貫して適用されており、これが消費者からの高い信頼につながっている。代表取締役・稲葉敦央氏のメッセージはいなば食品公式サイトのごあいさつページで読むことができる。

また、同社は地球環境とSDGsの持続可能な社会理念に最大限配慮している。リサイクル容器化、プラスチック容器の紙化などを推進し、環境負荷の低減に取り組んでいる。人やペットの健康と社会生活に役立つ製品づくりを推進するという姿勢は、環境意識が高まる現代において、多くの消費者から共感を得ている。

「社員と社員の家族を守る」という経営目的はどのように実践されているのか?

いなば食品の経営目的は「社員と社員の家族を物心両面で守る」ことだ。この理念は、毎年の社員総会で経営トップが全社員に誓うものとして、長年にわたり浸透している。同社は業界トップ水準の給与を維持し、福利厚生の充実にも注力している。

代表取締役の稲葉敦央氏は「静岡由比の地で生まれ、世界に挑む『いなば食品』に是非ともご期待ください」と語る。220年以上の歴史を持つ老舗企業でありながら、2031年に連結売上高1兆円、2038年に2兆4,000億円という野心的な目標を掲げる姿勢は、伝統と革新を両立させる同社の経営哲学を体現している。

静岡から世界へ ─ 次なる100年に向けた挑戦

いなば食品は、静岡県との結びつきを大切にしながらグローバル企業としての成長を続けている。2024年1月には、プロ野球イースタン・リーグに参入した「ハヤテ223」の本拠地である清水庵原球場の愛称を「ちゅ~るスタ」とする命名権契約を締結した。この取り組みは日本食糧新聞のニュース記事でも報じられている。地域スポーツの振興にも貢献しながら、ブランドの認知度向上を図る取り組みは、地域に根差した企業としての姿勢を示している。

220年の歴史の中で培われた「独創と挑戦」の精神は、次なる100年に向けた成長の原動力となる。ツナ缶からペットフード、タイカレーまで、時代のニーズを先取りした製品開発を続けるいなば食品は、日本発のグローバル食品メーカーとして、世界市場でのさらなる飛躍を目指している。

【会社概要】

いなば食品株式会社

本社所在地:静岡県静岡市清水区由比/東京都中央区日本橋2丁目11-2

代表者:代表取締役社長 稲葉敦央

設立:1948年(創業:1805年)

事業内容:缶詰、レトルト食品、ペットフード等の製造販売

主要製品:いなばライトツナ、タイカレーシリーズ、1兆個すごい乳酸菌シリーズ

公式サイト:https://www.inaba-foods.jp/